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【不動産会社の人材育成】 今さら聞けない?ビジネスパーソンとしてのポータブルスキルとは?

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【不動産会社の人材育成】 今さら聞けない?ビジネスパーソンとしてのポータブルスキルとは?

不動産会社の人材育成において、社員がビジネスパーソンとしてポータブルスキル(潜在的な・基礎的なスキル)が身に付くことの研修は必須です。

では、ビジネスパーソンとしてのポータブルスキルにはどのようなものがあるか、どのようなスキルを身につけるべきか、というと、「今さら聞けない!」という方も多いのではないでしょうか。

不動産会社での人材育成で、必須である「ポータブルスキル」を得るための社員研修では、どのようなスキルを学ぶべきか、どのようなコンテンツで研修が行われるべきかを解説させていただきます!


<目次>
ポータブルスキルとは
 厚生労働省が定めている
 見える化する
ポータブルスキルの2つの要素
 ①仕事のし方
 ②人との関わり方
ポータブルスキルを身につけるポイント
 知識だけではない
 研修を受けただけでは身につかない
不動産会社でのポータブルスキル
 習慣や考え方について
 対課題について
 対自分の仕事力について
 対人やコミュニケーションについて
 知識やスキルについて
eーラーニングのためのおすすめ不動産テック
まとめ


ポータブルスキルとは

ポータブルスキルとは、職種や業界を問わず、転職や異動などの状況でも活用できる基礎的なスキルのことを指します。

職種や業界にとらわれず、様々な状況や職場で役立つスキルのことです。

例えば、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力、プロジェクトマネジメント能力、チームワーク能力、クリエイティブ能力、タイムマネジメント能力、リーダーシップ能力などが、ポータブルスキルとして挙げられます。

これらのスキルは、あらゆる職場や状況で求められるため、多くの企業から必要とされる人材になることができるためのものです。

また、ポータブルスキルは、自己成長やキャリアアップのためにも重要なスキルです。


厚生労働省が定めている

厚生労働省では「ポータブルスキル」について以下のように解説しています。


〜以下厚生労働省の公式サイトより〜

「ポータブルスキル」とは、職種の専門性以外に、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのことです。 

ポータブルスキルの要素は「仕事のし方(対課題)」と「人との関わり方(対人)」において、9要素あります。

【仕事のし方】は仕事における前工程から後工程のどこが得意かをみており、【人との関わり方】はマネジメントだけでなく、経営層や、上司、お客様など全方向の対人スキルをみています。


見える化する

厚生労働省では更に、ポータブルスキルを測定し、それを活かせる職務、職位を提示するツールを作成しています。

(※ポータブルスキルは、一般社団法人人材サービス産業協議会(JHR)が開発したものです。)

特に、ミドルシニア層のホワイトカラー職種の方がキャリアチェンジ、キャリア形成を進める際に使用されることを想定して作られたツールだと説明されています。


〜以下厚生労働省の公式サイトより〜

ツールは以下のリンク先からご利用いただけます(クリックすると職業情報提供サイト(日本版O-NET)内のページにジャンプします。)。

https://shigoto.mhlw.go.jp/User/VocationalAbilityDiagnosticTool/Step1



ポータブルスキルの2つの要素

厚生労働省では、前述した通り、ポータブルスキルには2つの要素があるとしています。

それは

仕事のし方(対課題) 

人との関わり方(対人) 

だとしています。 

大きく分けてこの2つの要素ですが、更に分類すると以下の表のような9要素に分けられます。

それぞれの要素についてはこの後の項目で解説します。


資料提供:厚生労働省公式サイトより    


①仕事のし方(対課題)

・現状の把握:取り組むべき課題やテーマを設定するために行う情報収集やその分析のし方

・課題の設定:事業、商品、組織、仕事の進め方などの取り組むべき課題の設定のし方

・計画の立案:担当業務や課題を遂行するための具体的な計画の立て方

・課題の遂行:スケジュール管理や各種調整、業務を進めるうえでの障害の排除や高いプレッシャーの乗り越え方

・状況への対応:予期せぬ状況への対応や責任の取り方



②人との関わり方(対人)

・社内対応:経営層・上司・関係部署に対する納得感の高いコミュニケーションや支持の獲得のし方

・社外対応:顧客・社外パートナー等に対する納得感の高いコミュニケーションや利害調整・合意形成のし方

・上司対応:上司への報告や課題に対する改善に関する意見の述べ方

・部下マネジメント:メンバーの動機付けや育成、持ち味を活かした業務の割り当てのし方


ポータブルスキルを身につけるポイント


知識だけではない

不動産会社においては、業界の変化や競争の激化に伴い、ビジネスパーソンとしてのポータブルスキルがますます重要だと考えられるようになってきています。

ポータブルスキルを身につけるためには、知識やスキルだけでなく、習慣や考え方、対人関係やコミュニケーション能力も重要です。

例えば、プロジェクトマネジメントスキルを身につけるためには、タスクの優先順位付けや時間管理能力が必要になります。

更に、問題解決能力やクリティカルシンキング、チームワークやリーダーシップなども必要です。


研修を受けただけでは身につかない

また、研修やトレーニングを受けただけで、ポータブルスキルが身に付くかというと、そういうわけには行かないでしょう。

現場で実践を積み重ねて、時には失敗やミスがおこりながら経験を通して身についていくものでしょう。

その時には、ポータブルスキルは実は基礎的なスキルだといえども、自分一人で身につけられるものではないという事を実感する場面もあるかもしれません。

社内でチームワークの中で身について行くのがポータブルスキルだと言えるでしょう。

ただし、意図的に実践をシュミレーションしたトレーニングを行うことも、研修の中では可能です。

例えば、ロープレでの研修などが挙げられます。 


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不動産会社でのポータブルスキル

不動産会社での人材教育において、ビジネスパーソンとして身につけるべきポータブルスキルは以下の4つに分けて考えると、研修の内容を構成しやすく、また適切な教材が用意しやすいでしょう。


習慣や考え方について

ビジネスパーソンが成功するためには、自分自身を律することが大切です。

自分の習慣や考え方を見直し、改善することで、自己成長を促進し、仕事においてもより良い成果を出すことができます。

具体的には、以下のような内容が挙げられます。


・笑顔の力

・言葉の力

・自己完結能力

・忘れてしまうこと

・タスク優先順位

・見た目の重要性

・成長する為のステップ

・コツコツと努力する効果

・モチベーションをキープする

・仕事を楽しむ力

・習慣が成功を生み出す

・全力投球の重要性

・守・破・離

・結果が出ない原因

・変化や進化の必要性

・目標設定の重要性

・相手によって態度を変えない

・自責の考え方

などです。



対課題について

  • ビジネスパーソンは、日々様々な課題に直面します。
  • 課題に対処するためには、以下のような能力が必要です。

・トラブル対応

・効果と効率

・生産性を上げる手法

・社内環境の基本

・デジタルシフト

・営業改善の方法

・疑問を言語化する

・ナレッジマネジメントの重要性

・ビジネスモデルの理解

・マニュアル化の重要性

・業務フローのチェック

・わからないことの解決

・業務改善のステップ

・企業が生き残る為の課題

・新規事業の作り方

などです。



対自分の仕事力について

対自分の仕事力は不可欠となります。

この仕事力が身についていない限り、仕事は進まず、チームワークも崩してしまいます。

この力は研修によるものだけでなく、日々の実務の中で身についていくものが多いでしょう。


・新規事業の作り方

・計画の重要性

・議事録の作り方

・理解力

・プロ意識

・TTS

・時間とクオリティバランス

・契約までのフローの理解

・スケジュール管理

・ピリオダイゼーション

・パーキンソンの法則

・チーム連携

・ヴィジュアライゼーション

・信頼構築

・仕事の受け方

・会議の準備

・モチベーションアップ

・ミスの対処法

・タスクブレイクダウン

・凡事徹底

・仕事の準備の徹底

・TBとは

・実行力

・知恵の重要性

・思考の重要性

などです。


対人やコミュニケーションについて

ビジネスパーソンとして基本的なスキルの中でも、重要なのが対人関係を育む力やコミュニケーション能力でしょう。

具体的には以下のような項目が例として挙げられます。


・商談のステップ

・来店顧客へのアチ凹

・ロジカルリスニング

・要約力

・傾聴力

・電話対応

・質問力

・ロジカルリスニング

・顧客視点

・オンラインミーティングのポイント

・報告、連絡、相談

・商談でのアイスブレイク

・クレーム対応

・接客力

などです。 


知識やスキルについて

ビジネスパーソンにとって、日々知識やスキルを身につける努力をすることが必要不可欠です。

基礎的な知識やスキルが身についているからこそ、そこから、新しい技術やトレンドに敏感になり、柔軟に対応できるようになります。

土台となる研修を真摯に受ける事から、その後、より成果を出すことができ、自己成長にもつながります。

具体的には以下のような項目が例として挙げられます。


・Googleマップの活用

・AIの活用

・動画の活用

・パソコンスキル

・スマホスキル

・Zoom活用

・売上や利益についての知識

・販管費や営業利益についての知識

などです。


eーラーニングのためのおすすめ不動産テック

不動産会社での人材育成には、「きょういくん」がおすすめです。

きょういくんは社員を育てるためのノウハウが豊富に揃った、不動産業特化型のeラーニンングシステムです。

現在約1,000以上のコンテンツを格納しており、社会人としての基本的な考え方やマナーについてはもちろん、実業務を行う際の各業務の詳しい知識も動画にて学ぶことができます。

また、受講者の理解度に合わせていつでも何度でも繰り返し学習が可能です。

マンツーマンで教える必要がなくなるため、教育担当は自身の業務に集中し、生産性アップにつながります。

教えるスタッフによって教え方や質がバラバラということがなくなり、チームメンバーの進捗管理もできるため、会社全体のレベルが底上げされるなど、様々なメリットがあります。


「きょういくん」公式サイトはこちら▼


まとめ

今回の記事では、不動産会社での人材育成において、ビジネスパーソンに必要なポータブルスキルにはどのようなものがあるか、という事を解説しました。

社内でポータブルスキルの社員研修を行う際に、この記事の内容をご活用ください。


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