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マンションのエントランスをリフォームして大型物件がよみがえる!

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マンションのエントランスをリフォームして大型物件がよみがえる!

築年数が30年以上も経ち、古くなってきたマンション。

老朽化してきて、だんだん古びたイメージになってきてしまうと、入居者に選ばれない物件になり空室対策に頭を抱えることになってしまいます。


そんな物件を持つ賃貸管理会社や、不動産オーナーは、様々な工夫をして空室対策をされているでしょう。

例えば、お部屋のリノベーション、外壁塗装など、これからの入居希望者を増やすためと、今いる入居者が解約してしまわないように、大きな修繕費をかけているところも多いでしょう。


しかし、それでもなかなか空室が減らず困っている物件は、マンションのエントランス部分が古びた印象のまま、リフォームをしないか後回しになっているところが多いです。

エントランスは、入居者が通り過ぎるだけの空間として、修繕やリノベーションをする事が念頭にないか、後回しにしてしまう場所です。


ですが、本当は、エントランスが美しく整っていることはとても重要です。

エントランスの修繕やリフォームは、とても大切な空室対策になります!


今回の記事では、エントランスのリフォームについて、事例も挙げて解説させていただきます。

古いマンションの、収益や利回りを改善するために参考にしてください。



<目次>
古いマンションのエントランスで良くないこと
 ファサードのデザインが古い
 入ってすぐ掲示板があり煩雑なイメージ
 暗い照明
 床・天井・壁の印象
 ポストにチラシが入ったまま
エントランスのリノベーション事例
 PLUSRU(プラスル)事例①
 PLUSRU(プラスル)事例②
投資効果の高い施策と収益アップの見込み
 収益がアップするには
 利回りの改善とは
 長期的な入居者の獲得
大型物件のための外壁塗装や修繕におすすめの不動産テック
まとめ


古いマンションのエントランスで良くないこと

古いマンションのエントランスは、しばしばその物件全体の印象を左右する重要な部分となります。

実際、見た目が古かったり煩雑さが目立ったりすると、新たな入居者が見つけられず、空室対策に難航する可能性があります。

以下では、具体的な問題点とそれに対する解決策を考察します。


ファサードのデザインが古い

マンションのエントランスの外観、つまりファサードは訪問者にとって最初の印象を与える重要な部分です。

古い外観は新鮮さや活気を欠くため、塗装を塗り替えたり外壁の修繕をする必要があります。

ただし、実は塗り替えただけでは、古い印象はさほど変わらないため、時にはデザインそのものやロゴを変えたり、現代的な感じにリニューアルすると良いでしょう。


入ってすぐ掲示板があり煩雑なイメージ

掲示板は重要な情報伝達手段ですが、見た目が乱雑であればマイナスの印象を与えます。

特に、マンションの目立つところに設置しようとして、エントランスの真っ正面に掲示板がある建物も多いでしょう。

この掲示物が、

・長い期間貼りっぱなし

・かたがっていたり、色褪せていたり

・破れていたり、押しピンが外れていたり

掲示物の整理整頓、またはデジタル掲示板への変更で情報をスマートに管理すると良いでしょう。

最近では、マンションの管理やお知らせを掲示板に貼った掲示物で案内する方法でなく、WEB上で情報を共有したり、電子掲示板を利用する物件も出てきています。


暗い照明

マンションに入るエントランスの照明が暗いと、そのマンションのイメージそのものが暗い印象になってしまいます。

逆に、明るい照明は歓迎的で安心感のある空間にします。

現在入居している人にとっても、仕事が終わり自宅であるマンションに戻った時のイメージは、明るく爽やかな雰囲気であれば、疲れも癒やされ気分よく帰宅ができるでしょう。

また、これから入居を検討している入居希望者にとっても、物件の下見や内見に行った際に、エントランスが明るい印象であれば、その後に見る部屋の印象も合わせて、この物件に持つ印象が良くなり、ここに暮らしたいと選ばれるきっかけにもなります。

LED等の省エネルギーで明るい照明に変えるか、照明デザインを見直し、空間全体を適切に照らす配置を考えると良いでしょう。

最近の新築物件では、高級感を醸し出す間接照明やエントランスのシャンデリアなど、印象を上げるための照明の工夫が様々施されている物件が多いです。

中古の物件でも、リフォームにより明るいエントランスにすることが可能です。


床・天井・壁の印象

数十年前はおしゃれな印象だった、床や壁の色や素材も、年数を得てどうしても古びた雰囲気になってしまっています。

その状態を長年見続けている管理者やオーナーにとっては、すでに見慣れてしまって、それほど問題としていないという事がよくあります。

しかし、新たに内見に来られる入居希望者にとっては「古い」印象や、清掃具合によっては「汚い」印象として写ってしまうことがあります。

古くなったフローリングや壁紙は新しいものに取り替え、天井も明るい色で塗り直すと空間が広く明るく見えます。

また、全体的な色合いやデザインを統一感のあるものにすると、より洗練された印象を与えます。

後の項目にある事例で、リフォームの参考になるデザインの変化をご覧ください。


ポストにチラシが入ったまま

このようなポストが、エントランスに待ち受けていると、そのマンションのイメージがすっかり悪くなってしまいます。

・ポストにチラシがたまったまま

・扉の壊れたポスト

・チラシが入らないようにガムテープが貼ってある

このようなポストは、直ちに状態を改善するべきでしょう。

空室対策は、実はすぐ簡単にできることも多くあるものです。

定期的にチラシを清掃するシステムを設けたり、ポスト自体を閉鎖型にすることで未使用のチラシが直接ポストに入らないようにするなどの改善方法があります。


エントランスのリノベーション事例

こちらは、(株)クラスコの大型修繕のための不動産テック「PLUSRU(プラスル)」によるリノベーションの事例をご紹介させていただきます。


PLUSRU(プラスル)事例①

BEFORE 

AFTER

この画像にあるエントランスのリノベーション事例は、以下のポイントが改善されています。

①入り口小面にある煩雑な掲示板を外し、綺麗な絵を飾ってイメージを上げている

②暗くて少ない照明を、明るいものに変えてオシャレな印象に

③天井の暗い色を、明るいオレンジブラウンに塗装して、華やかに

④全く機能していない無意味なカウンターは埋めて、オシャレな幾何学模様のクロスに張り替え

⑤よくある大理石長の床を、落ち着きがあり高級感のある黒い床に

⑥ガランとしたエントランスに、リラックスできるソファとテーブルを設置


これだけで、マンションのエントランスの印象がガラリと変わり、入居希望者が下見に来たときも、物件そのものにとてもいい印象を持たれます。

それから内見するお部屋にも、期待を持ち、このマンションを選びたいという気持ちを高めます。


PLUSRU(プラスル)事例②

こちらは、(株)クラスコの大型修繕のための不動産テック「PLUSRU」によるリノベーションの事例をご紹介させていただきます。

BEFORE

AFTER

次にご紹介するのは、この画像にあるエントランスのリノベーションです。

この物件は以下のポイントがデザイン的に新しく改善されています。

・物件名称を「音頭ビル」から「COMODO」という名称に変更。イタリア語で「快適な」という意味です。

・物件を30代の男性をターゲットに絞って、リフォームのデザインをした。イメージはホテルのような上質な空間に。

・ファサードを、ロゴデザインを前面に押し出し、LEDで光る看板を採用。

ファサードは、その物件を正面から見た時の第一印象となり、最も大事な部分となります。

エントランスの印象は、この建物の顔となり、物件のステイタスやグレードを象徴しています。


もちろん、この大型修繕はそれぞれのお部屋もリノベーションしています。

ちなみに、お部屋のリノベーションについても解説させていただくと、室内の「ビフォー」は、標準的なお部屋のため差別化が難しいお部屋でしたが比較的綺麗な状態だったため、既存利用できるものは残す方向でリノベーションのプランニングを行いました。

室内の「アフター」は、 ターゲットを法人契約の30代に設定し、ホテルのような上質な空間に仕上げました。

シルクのような光沢のあるクロスを選定し、リノベーションを行い賃料は4,000円アップ!

そしてさらに可動棚を設置。

さらに室内のグレードアップにつなげました。 


他にもエントランスオートロックを新設など、機能面もリフォームして、家賃を上げても21室中5室空室だったものが、リフォーム後に全て満室となった事例です。

その後満室が続いており、収益や利回りが改善しています。

 

投資効果の高い施策と収益アップの見込み

外壁のデザインや大型リフォームを施すことは、初期費用がかかりますが、将来的には収益アップにつながります。

入居者の満足度が高まり、長期的な入居が期待できるため、家賃収入が増加する可能性があります。

古い賃貸物件を大型リフォームすることは、投資効果の高い施策の一つとなります。

古い物件をリノベーションすることで、新築物件と同様の魅力を持った物件に生まれ変わることさえできます。

ここでは、古い賃貸物件を大型リフォームする際に、投資効果の高い施策と収益アップの見込みについて解説します。


収益がアップするには

外壁塗装や大型修繕の投資は、収益アップにつながる施策の一つです。

もちろん、それだけで収益がアップするわけではありません。

収益をアップさせるためには、より具体的な施策が必要です。

外壁塗装や大型修繕の投資により、物件の価値が上がれば

・家賃の値上げができる

・入居者が決まり、空室対策になる

・今いる入居者が長く継続して契約する

などが可能になり、収益アップにつながります。

この事により、長期的に見て、継続的に不動産投資やアパート経営・マンション経営を成功させる事につながります。


利回りの改善とは

利回りとは、物件の賃料収入から、管理費や修繕費などの経費を差し引いた残りの額のことを言います。

利回りを改善するためには、賃料の値上げや経費の削減が考えられます。

ここで、大型物件の外壁塗装や大型修繕の場合は大きく経費がかかることになりますが、修繕によって物件の価値を上げられる事から、家賃を値上げして、物件の賃料収入も上げることが可能になります。

もちろん、シミュレーションは必要ですが、このことによって利回りを改善させることができます。

また、外壁塗装などの修繕費だけでなく、大型改修によりエコ設備の導入などが可能であれば、その後のランニングコストとなる光熱費の削減も実現でき、経費を削減することができます。


長期的な入居者の獲得

アパート経営において、長期的な入居者の獲得は非常に重要です。

空室対策とは、新たな入居者の獲得だけでなく、今いる入居者が長く継続して住み続ける事も重要だからです。

空室率が下がれば、安定した収益を得ることができます。

長く暮らしているうちに、物件が老朽化することにより、汚さや古さや不便さが際立ってくるようだと転居を考えてしまいます。

そこで、外壁塗装や大型修繕により、今いる入居者の居住環境の質を上げることができるでしょう。


さらに、入居者のニーズに合わせたサービスや設備の提供などもきっかけとして、今いる入居者の賃料を上乗せすることも可能になります。

長く暮らし続けている入居者には、賃料を上げる交渉をしてみることも、アパート経営で収益を上げるために必要な施策になることがあるでしょう。


こちらの記事も参考にしてください▼


大型物件のための外壁塗装や修繕におすすめの不動産テック

▼大型物件への外壁塗装や大型修繕を提案するための不動産テック▼ 

PLUSURU 

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室内の提案はできても、外壁外構の提案はできない。
そう思う賃貸管理会社も多いのではないでしょうか?

プラスルなら、入居者に選ばれ価値を上げるデザインを簡単にプラスできます。


まとめ

老朽化した賃貸物件のエントランスをリフォームすることで、空室対策ができます。

逆に言えば、せっかく大型外壁塗装をしてそれぞれのお部屋をリノベーションしても、エントランスのリフォームをしなかったために、完全な空室対策になっていない勿体無いケースがあります。

そこで、今回の記事では、エントランスの印象をリニューアルすることが非常に需要であることを解説させていただきました。

空室対策や収益アップにつながるため、不動産会社としては積極的に取り組むべき提案です。

老朽化した賃貸物件を、魅力的な物件に生まれ変わらせることで、入居者からの需要を高め、収益アップにつなげることができます。

賃貸物件の大型修繕を検討される際に、参考にしてください。


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