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リフォーム・リノベーション領域の不動産テックの可能性とは!?

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リフォーム・リノベーション領域の不動産テックの可能性とは!?


リフォーム・リノベーションの注目の不動産テックとは!?

近年耳にすることが増えた「リノベーション」と「リフォーム」。

リノベーションは、既存の物件に大胆に手を入れることでより住みやすい空間につくり変えることを指し、リフォームは主に老朽化した部分を補修することで、物件を新築時の状態に近づけることを指します。

どちらもよく雑誌やテレビで特集が組まれているため、一般的に広く知られている不動産業界用語の一つと言えるかもしれません。

今回は、このリフォーム・リノベーション領域にはどのような不動産テックがあり、どのような可能性を持っているのかをご紹介します。


〈目次〉

不動産テックのリフォーム・リノベーションサービスとは
リフォーム・リノベーション市場の注目度
主軸となるリフォーム業者とのマッチングサービス
 ーリノベる。
 ーAmazon「リフォームストア」
 ーヌリカエ
注目のリノベーション物件のポータルサイト
リフォーム・リノベーション分野の可能性
まとめ


不動産テックのリフォーム・リノベーションサービスとは

不動産テックの中でもリフォーム・リノベーションの企画設計施工、Webプラットフォーム上でのリフォーム業者のマッチングの提供を行うサービスです。

消費者間でも「新築」への信仰が薄れてきたことを背景に、不動産テックの数が増えてきている分野です。

この「リフォーム・リノベーション」領域の不動産テックはリノベーション物件のポータルサイトリフォーム業者とのマッチングサービスに大別されます。

近年追加された解体業者や外構業者のマッチングのように、ニッチな分野であるがゆえにマッチングサービスのニーズにおいても高いものが多いです。

また、建設テックもここに該当しやすいカテゴリーであると同時に、毎回の選定時に悩ましいカテゴリーでもあります。


リフォーム・リノベーション市場の注目度

一般的に、リフォーム・リノベーション済みの物件は新築物件よりも手頃で流通量も多く、新築並みに綺麗で最新設備が揃えられた物件も多く存在します。

そのため、物件情報系のポータルサイト等でもコストパフォーマンスの高い物件として紹介されており、安く都心に住みたいニーズを持つ若者層を中心に高い支持を得ています。

また、リフォーム・リノベーション市場は中古住宅の流通や空き家の活用促進という観点からも、近年業界内外からの注目が集まる市場です。


総務省が2020年9月30日に発表した「平成30年住宅・土地統計調査」の結果を見ると、2018年10月1日時点で、国内の総住宅数は6,242万戸であり、2013年から3.0%(179万戸)増加しています。

日本の総住宅数は増加日本の総住宅数は増加 

しかし総住宅数に占める空き家の割合を指す「空き家率」は13.6%で、こちらも5年前に比べて0.1ポイント上昇しており、過去最高値を記録しています。

国立社会保障・人口問題研究所が2018年1月12日に発表した「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」(2018(平成30)年推計)によると、世帯総数は2023年に5,419万世帯に達した後は、減少に転じると予測されています。

加えて、2040年には世帯総数が5,076万世帯にまで落ち込むと推計されていることからも、早急な対策が求められていることが分かります。

ここで注目されるのが、リフォーム市場です。

2019年4月9日に矢野経済研究所が発表した「住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査」の2018年第4四半期及び2018年計の市場規模(速報値)によると、2018年の住宅リフォーム市場規模は6兆2,165億円であると推計されています。

この発表によると住宅リフォーム市場は6.2兆円もの市場規模を安定維持してきた実績を持っており、政府も拡大を後押ししていることからも、不動産業界の中でも特に可能性を秘めた領域であると言えるのです。


主軸となるリフォーム業者とのマッチングサービス

不動産テックのカオスマップ第6版において「リフォーム・リノベーション」の定義は「リフォーム・リノベーションの企画設計施工、Webプラットホーム上でリフォーム業者のマッチングを提供するサービス」とされており、計24のサービスが掲載されています。

注目を集めるこの領域にはどのような不動産テックがあるのか、一部ご紹介します。


ーリノベる。

リノベーションのデザインや施工はもちろん、物件探しから請け負っている「中古マンション・住宅のワンストップリノベーションサービス」です。

中古物件のワンストップリノベーションサービス中古物件のワンストップリノベーションサービス 

また、物件購入費用+リノベーション(+家具購入)費用をまとめて借り入れることのできる、一体型住宅ローンの案内も行っています。

同社は全国各地、大中小さまざまな不動産会社と提携することで、リノベーション向きの物件情報が豊富に集まる独自のネットワークを構築しています。

さらに、独自開発した施行管理ツール「nekonote」を活用することで、施工現場の状況を職人、現場監督、設計担当の中でリアルタイムに共有し、ミスや認識違いの発生を防ぐ仕組みを備えています。

顧客が「したい暮らし」にあわせて家をつくることのできる、一社完結のシンプルなワンストップサービスを提供する同サービスは様々なメディアに取り上げられている注目のサービスです。

詳しくはこちら

▶︎https://www.renoveru.jp/


ーAmazon「リフォームストア」

積水ハウスグループ、大和ハウスリフォーム、ソニー不動産、ダスキンからの商品提供により実現した、Amazon初のマンション・戸建向けリフォーム商品・サービスストアです。

世界初のオンラインサービス提供のリフォームストア世界初のオンラインサービス提供のリフォームストア 

「バリエーション豊かな品揃え」や「価格やサービス内容の明確化」、「簡単に商品やサービスを選べ、購入できる利便性」を重視した品揃え・サービスとなっており、キッチンや洗面台等、住環境を整えるための幅広いリフォーム商品に加えて、リフォーム後に必要となるハウスクリーニングサービス等も用意されています。

また、価格面では設備の交換・取り付けに必要となる工事費を含めた金額が一目で分かるよう、パッケージにして提示してあります。

リフォーム・リノベーション領域において商品やサービスの提供を行った各グループ・各社にとっても、オンラインによる商品・サービス提供は初めての試みであり、大きな話題を呼びました。

詳細はこちら

▶︎https://amzn.to/311c8Hq


ーヌリカエ

外壁・屋根塗装に特化した業者紹介サービスです。

外壁・屋根塗装に特化したヌリカエ外壁・屋根塗装に特化したヌリカエ 

サイト上の専用フォームから問い合わせを送り、専門アドバイザーに予算や施工時期等の希望を伝えると、全国800を超える業者の中から条件に合う会社を最大4社紹介してもらうことができます。

リフォーム・リノベーション領域では、消費者が自分にとって適切な業者を選ぶための情報や手段、適正価格についての知識を有していないことが多く、業界内の課題として認知されています。

ヌリカエへの問い合わせ実績が累計10万件を超えていることからも、専門業者とのマッチングサービスのニーズが高いことは明らかです。

また、2019年2月28日に住宅リフォーム推進協議会が発行した「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する第11回調査報告書」において、住宅種類別の「リフォーム検討中の場所」に関するアンケート調査結果(複数回答可)を見ると、戸建てでは「洗面・トイレ」(36.5%)の次に「外壁」(35.6%)が挙げられています。

マンションを含めた全体の割合も4分の1を超えている(26.9%)ことから、外壁塗装市場はリフォーム市場全体の中でも、特にニーズの高い市場と言えそうです。

詳細はこちら

▶︎https://www.nuri-kae.jp/


注目のリノベーション物件のポータルサイト

リフォーム・リノベーション領域において、その多くは上でご紹介したリフォーム業者とのマッチングサービスですが、もちろんリノベーション物件のポータルサイトも需要が高まっています。

そこで、近年注目されているリノベーション物件情報サイト「リノナビ」をご紹介します。


リノナビは大和ハウスグループのコスモスイニシアが運営する、東京の中古・リノベーションマンションに特化した物件情報サイトです。

業者や物件選びに役立つリノナビ業者や物件選びに役立つリノナビ 

リノベーション物件に対して抱きがちな普段見えない設備や管理状況についての不安を取り除くためにスタッフによる独自の住宅調査を行い、一定の基準をクリアしたリノベーションマンションのみを掲載しており、2018年8月24日時点で約900件の住宅診断を実施しています。

各物件の紹介ページには、レーダーチャートやスコアで調査結果を掲載しています。

運営のコスモスイニシアは、創業44年にわたり10万戸以上の分譲マンションを扱ってきた経験と実績を持っています。

その知見を活かし、独自に最大5年の無償アフター保証サービス等、多彩なサービスを用意しています。

また、仲介手数料は物件の売買価格によらず、原則として一律46万円(税抜)としている点も、リノナビの特徴の一つです。


リフォームやリノベーションは価格の相場感が掴みづらいと言われることも多く、個人では優良業者の見極めが難しいため工事後に価格や技術面でトラブルになってしまうことも少なくありません。

こうした理由から、リフォーム業者やリノベーション物件を選ぶ際は「プロのお墨付き」を得た選択肢の中から選びたい、という需要が高いようです。

詳細はこちら

▶︎https://renonavi.jp/


また、弊社ではリノベーション物件に特化したポータルサイトを自社開設しております。

このサービスが、デザイナーズ・リノベーション物件の賃貸サイト「リノッタ」です。

リノベーション物件賃貸サイト「リノッタ」リノベーション物件賃貸サイト「リノッタ」 

本サイトでは全国の賃貸マンションやアパートのリノベーション・デザイナーズ物件を多数ご用意しております。

お部屋一つ一つにコンセプトを設け、皆さまのライフスタイルにぴったりのデザインをご提案いたします。

フルリノベーション、カラークロスを施した物件、全国の加盟店がその土地に合わせてデザインした賃貸マンション・アパートなど、さまざまなお部屋をご用意しています。

詳細はこちら

▶︎https://renotta.jp/


リフォーム・リノベーション分野の可能性

既存物件をいかに流通・活用していくかを考えていくことは、不動産業界全体の課題でもあります。

現在のリフォーム市場自体は1~2年で急激な成長が見込めるものではないかもしれませんが、全体で見ればリフォーム・リノベーション需要は今後も増加していくと見られます。

巨大かつ今後も安定した需要が見込める上に、課題を抱えている領域だからこそ、リフォーム・リノベーション領域においての不動産テック企業の参入は今後も続きそうです。

NTTデータ研究所の川戸温志氏が発表したレポートにおいても、現状6兆円を超える市場規模の大きさや、多くの業界課題が残されている=多くのニーズが存在する点、加えて今後拡大していく中古住宅の流通事情等に鑑みると、同領域はまだまだ色々な不動産テックのサービスが登場する可能性を秘めた「未開の地」であると分析されています。


まとめ

規模も大きく、安定した需要が存在するリフォーム市場は「空き家問題」という昨今の大きな社会問題の解決という点からも、重要なカギを握る市場です。

既存物件の活用の重要性がいっそう高まる中で、今後不動産テック市場でもさらに存在感を増していくことが予想されます。

リフォーム・リノベーション領域にも参入していきたい、またはより良いお部屋をつくり出していきたいとお考えであれば、一度不動産テックの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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