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賃貸物件に話題のルームシェアを採用するメリットとは?

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賃貸物件に話題のルームシェアを採用するメリットとは?

今、都市部の若い人を中心にルームシェアが流行っているのを知っていますか?

家賃を低く抑えられるとして人気を集めていますが、物件のオーナー・管理会社側からしてもメリットはあるのでしょうか。

今回は、今後の物件トレンドになるかもしれないルームシェア可能賃貸についてみていきます。


〈目次〉
賃貸物件の空室率の現状
賃貸物件をルームシェア可能にする
  ルームシェアとは
  ルームシェア導入のメリット
  ルームシェア導入のデメリット
賃貸物件をルームシェア可能にする上でのポイント
賃貸物件の空室対策をサポートする不動産テック
まとめ


賃貸物件の空室率の現状

始めに賃貸物件の空室率について簡単に確認しておきましょう。


総務省統計局 平成30年住宅・土地統計調査の概要から抜粋総務省統計局 平成30年住宅・土地統計調査の概要から抜粋 アパートなど共同住宅の数は2018年までの30年で2倍以上も増加しています。

しかし、総住宅戸数に対する空き家が13.6%でそのうち約半数がアパート・マンションを含む賃貸住宅です。

この数字から空室の数に関してもかなり高いことが予想されます。

現に周りの賃貸物件で空室率が一桁の物件はあまりみられないと思います。  

現在は少子高齢化でどんどん人が減っているのでより数字としては悪くなっているでしょう。

空室問題はどの不動産会社、オーナーでも意識し対策しなければならない課題です。  

不動産会社の最大の課題は賃貸物件を満室にし、オーナーの収益を最大にさせることだと言えるので原因を把握し対策を講じるのは必須だと言えます。


賃貸物件をルームシェア可能にする

ではここで本題のルームシェア可能物件について詳しくみていきましょう。


ルームシェアとは

ルームシェアは字面の通り、他人と一つの部屋を共有することを言います。

基本的にルームシェアとは、結婚を控えたカップルや夫婦が行う同棲とは違い、親族・恋人以外の人と暮らすことになります。

入居者からすると1人では届かない家賃の物件に住める、1人と違い安心感が得られるという利点があります。

仲の良い友人と住む人もいれば、語学勉強のために外国人とルームシェアをする人もいます。

最近はルームシェア相手を募集する掲示板なども出始めています。


ルームシェア導入のメリット

ルームシェアを導入することで得られる管理側の主なメリットは以下の通りです。

・空室対策に効果を発揮する

・物件の付加価値を高められる

・入居者の金銭的負担が緩和される

ルームシェアのニーズはあるもののまだまだルームシェア可能物件は少ないので、今導入することで競合の賃貸物件にはない売りを獲得することが可能で、空室対策として有効です。

また、入居者が複数ということで家賃が最低でも割り勘となるため、物件の設備やセキュリティなどのグレードをあげても入居者を獲得することができます。

つまりは資産価値を上げながら入居者を獲得することもできるということです。

関連するメリットとして入居者の金銭的負担が低くなるので、初期費用の高さや家賃の高さで一人暮らしを躊躇っていた人を呼び込むことができるとも言えます。


ルームシェア導入のデメリット

とは言え、単純にメリットばかりとも言えず、デメリットもそれ相応に存在します。

・家賃滞納が発生しやすい

・契約違反のリスクが大きい

・騒音問題が起こりやすい

一つ目のデメリットとして家賃滞納が起こりやすいというのが挙げられます。

ルームシェアをする入居者全員で家賃を分割することになりますが、誰かが退去したり、代表者1人が立て替えて費用を払う場合に家賃滞納が発生しやすくなります。

また、人が入れ替わっていたり、いつの間にか退去していたりといったこともあるようで、こういった契約違反のリスクもルームシェアならではのデメリットです。

そして複数人が同じ部屋に住むので話し声も当然ありますし、友人のたまり場になりやすいので騒音トラブルに発展しやすいです。


賃貸物件をルームシェア可能にする上でのポイント


では実際にルームシェア可能に条件を変える場合の注意点をお伝えします。

・連名契約にする

・それぞれに連帯保証人をつける

・定期借家契約で締結する

・防音対策を行う

・徐々に移行していく

まずオーナーや管理会社として一番のリスクが金銭関係、契約関係でしょう。

家賃の滞納などを防止するために代表者1人を決める方法ではなく、連盟でそれぞれ個別に契約を結ぶことをおすすめします。

そしてその際に個人個人に連帯保証人をつけることで、誰かが勝手に退去していた場合でも家賃の未納を防ぐことができます。

一般的な賃貸物件は普通借家契約を結びますが、これではオーナー側から更新を拒絶することはできません。

定期借家契約で締結することで一年未満での契約も可能となり、無断転載のリスクが減少、問題のある入居者であれば更新しなくても済むのでトラブル抑制に効果があります。

また、騒音トラブルの対策として防音工事とまでは行かずとも防音マットやシートを壁や床に貼るだけでも取り組んだ方が賢明です。

何より、いきなりルームシェアを一棟丸ごと導入するのではなく、徐々に対応戸数を増やしていくことをおすすめします。

ルームシェア可能を検討するとなると元々はファミリー向けの物件である場合が多いですが、お子さんがいたりして抵抗を感じる既存の入居者もいるかと思われます。

入居の決まりにくい数部屋を試しにルームシェア可能にしてみるなど段階的に導入していきましょう。


賃貸物件の空室対策をサポートする不動産テック


空室対策をサポートする「くうしつたいさくん」空室対策をサポートする「くうしつたいさくん」 


空室対策をサポートする不動産テック「くうしつたいさくん」を紹介します。

タスク管理が大変な空室対策の提案やオーナー様とのやりとりについて、対応の履歴などを全て見える化できます。

これにより、賃貸物件の空室率改善のためにやらなければいけないこと、対応しなければならないタスクの抜けや漏れを防げるようになりました。

さらに、システムに搭載されたAI(人工知能)が、膨大なライバル物件を自動で比較します。

募集賃料の推定額をデータから自動算出するほか、工事費の額面を入力することで、税引き後のキャッシュフローまでシミュレーションを出すこともできます。

また、提案書もチェック一つで出力が可能です。

スタッフが進めているタスクの進捗やオーナー提案の内容について、このシステムで一括管理する事ができ、まさに「人間の苦手な部分をAIがサポート」するシステムとなっています。


AIによる空室提案サポートAIによる空室提案サポート


質の高い空室対策の提案が短時間で作成できることで最適なタイミングでの提案が可能になり、受注数・入居率・売上が向上します。

提案書作成に掛かる業務時間が劇的に改善され、その分の時間をオーナー様との接点強化にに充てたり、別の営業活動でさらなる収益を上げることもできており、さらには残業時間の削減も達成することが可能となります。


空室対策システム「くうしつたいさくん」のサイトはこちら

https://retech-network.com/kushitsutaisakun


まとめ

地方ではまだ少ないルームシェアですが「友達と住みたい!」という人はよく見かけますし、若い人を中心に今後ニーズが高まってくると予想されます。

空室に困っている物件があれば試しにルームシェア可能を検討してみてはいかがでしょうか。





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