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不動産会社に必要なブランディング戦略とは

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不動産会社に必要なブランディング戦略とは

不動産業界で生き残るためには、明確な経営戦略が不可欠です。

数ある経営戦略の一つが「ブランディング戦略」です。

不動産会社にブランディング戦略は必要なのか、具体的にはどのようなことをすればいいのか、ということで悩んでいる経営者や営業・広報担当者は、ぜひ参考にしてください。


〈目次〉
ブランディングとは
 不動産会社にブランディングは必要不可欠
不動産会社のブランディング事例
 個性的なロゴやキャッチコピー
 商業圏でCM放送
 経営者の執筆書籍を出版
不動産会社のブランディング4ステップ
 強みを見つける
 適切なターゲット設定
 ブランド化する対象を明確化する
 策定したブランディング戦略を継続する
まとめ


ブランディングとは

ブランディングとは、企業そのものの価値を高め、他の会社とは違う魅力や立ち位置を確立するための活動や戦略を意味します。


例えば、「石川県の不動産会社といえば、この会社だ」という認知を広めるための活動全般がブランディングです。


ロゴマークを見ただけでどんな会社かがすぐわかる。


そんな有名な会社のほとんどは、戦略的な「ブランディング」に支えられています。


一般的な会社のブランディング戦略は、下記のような方法で進めます。


・ロゴマークやパンフレットをイメージカラーで統一する

・ロゴマークを名刺やパンフレットに使用する

・Webサイトなどのトーンを統一する

・社用車をラッピングする

・商業圏でCMを放映する


上記は全て、ロゴマークやキャッチコピー、CMなど目や耳からの情報で認知させ、商品や企業の認知度を上げ、会社自体をブランド化する目的から実施される戦略です。


不動産会社にブランディングは必要不可欠

不動産会社は、主に賃貸物件やテナントを商材として扱います。

不動産ポータルサイトでは複数の不動産会社が同じ物件を掲載していることもある為、差別化を図ることは難しいでしょう。


さらに、不動産は住居に関する取引は高額なお金が動き、頻繁に行う行為ではありません。

だからこそ、お客様は信頼できる不動産会社探します。


・この不動産会社は信頼できる

・この地域で物件を探すならここの不動産会社しかない


というような認知拡大を図り、お客様の不安を軽減することも、不動産業界で勝ち組となるためには重要な要素です。


そのため、不動産会社は企業自体の価値やイメージを高めていくブランディングが必要不可欠なのです。


不動産会社のブランディング事例

同じ業界の他社が取り組むブランディング手法の成功事例を知ることは、会社の認知度をアップさせるためにも重要です。


下記では、石川県の老舗不動産会社、株式会社クラスコが実際に行ったブランディング事例はをご紹介します。


個性的なロゴやキャッチコピー

クラスコの採用サイト 

クラスコの採用サイトはこのようなキャッチコピーを使用しています。


一見、なんの企業なのかわからないキャッチコピーですが、「この会社は何をしているんだ?」と興味が湧きます。

まずは「興味を持ってもらう」ことが重要です。


商業圏でCM放送


タカラ不動産から現在の株式会社クラスコへ社名変更をした際に認知度も一気に上げるべくテレビでローカルCMを流しました。


その効果は抜群で認知度を大きく上げることできました。

めざましテレビでもその効果は取り上げられ、一気に注目を集めたのです。


経営者の執筆書籍を出版

企業の代表が、自身の執筆書籍を出版することもブランディング戦略の一つです。


企業のブランド構築には本の出版が必須だとも言われています。


「商業出版で本を出した」という事実が、ブランド力をアップさせます。

デザイン経営の実行  

クラスコグループ代表の小村も、実行力を高めるメソッドを出版しました。


一冊の本が最強の武器になり、売り上げの拡大、認知度向上、競合他社との差別化になるのです。


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不動産会社のブランディング|4つのステップ

強みを見つける

不動産会社は独自の強みを探し、可視化することが重要です。



・物件の設備で優位性を図る

・お洒落でデザイン性のある物件を多く扱っている

・学生向けの物件をメインに扱い、低価格で提供・サポート体制も万全である



数ある不動産会社の中で、なぜ自社おすすめなのか、自社と契約するメリットを考えると強みを見出しやすくなります。


適切なターゲット設定

不動産会社のブランディング戦略では、適切なターゲットを設定することもポイントです。


ターゲットを絞り込む際はできるだけ詳細なペルソナを設定しましょう。


ペルソナとはマーケティングにおける架空のユーザー像・人物モデルという意味です。

年齢や社会的な属性、趣味や価値観など、より深く詳細に人物像を設定します。


例えば「金沢市の一人暮らし用マンションを探す人」をターゲットに設定した場合、

・20代、中小企業若手社員(男性)

・年収〜400万円

・初めての一人暮らし

・趣味はキャンプ(アウトドア)


など、詳細なターゲットを設定することで、ターゲット層に響くメッセージやアピール内容を具体化できます。


ブランド化する対象を明確化する

複数の事業やサービスを展開している不動産会社も多いでしょう。


例えば、賃貸管理、リノベーション、建売販売、BtoB事業などのサービスを展開する不動産会社であれば、ブランディングするサービスを見極めることも選択肢です。


経営者や店長などの人物をブランド化する方法も選択肢の1つです。

人物をブランディングする場合はWEBセミナーなどの集客方法も1つの選択肢になります。


策定したブランディング戦略を継続

ブランディングの効果はすぐに現れる訳ではありません。


長期的な計画を立て、焦らずに段階的に進めましょう。

途中で進捗状況の確認ポイントを作成し、中間地点における効果検証を行うことも大切なポイントの1つといえます。


目標を達成できない場合には改善点を見出し、計画の修正を行いながら目標達成を目指しましょう。


すぐに成果が見られなくても、継続的に実践することが大切です。


まとめ

自社の強みやサービスは、顧客にとってどんなメリットがあるのか‥

それが最適なブランディング方法を見つける近道になります。


すべては顧客ファーストです。


株式会社クラスココンサルファームは、不動産コンサルティング会社として、賃貸管理やプロパティマネジメントに加え、ブランディング・マーケティングによる業務改善を行っております。


今後ともクラスココンサルファームをよろしくお願いします。

https://consulting.crasco.jp/


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