賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
不動産業界では非常に重宝されている宅建士。
宅建士試験は他の資格と比べ、どのくらい難しいのでしょうか。
宅建士試験の合格率を聞いただけでは難易度をイメージすることは難しいと思います。
そこで、宅建試験と他の資格を合格率、勉強時間で比較してみました。
年度 | 合格率(全体) |
2021年度(10月実施分) | 17.9% |
2020年度(12月実施分) | 13.1% |
2020年度(10月実施分) | 17.6% |
宅建試験の合格率は平均して15~17%です。
合格点、合格ラインは毎年変わりますが、50点満点で、35点前後、約70%以上の正答率が合格ラインとなります。
司法書士などの他の国家資格と比較すると、宅建試験はそこまで難しくありません。
国家資格の中では、比較的合格できる可能性が高いと言えるでしょう。
比較的合格できる可能性が高いのに、なぜ宅建試験の合格率は低いのでしょうか。
理由の一つに、受験資格に制限がないことが挙げられます。
例えば、司法試験は、法科大学院課程の修了、または司法試験予備試験への合格、いずれかが必須となっています。
しかし、宅建は受験資格に制限がないので誰でも受けることができます。
「とりあえず受けてみよう」という軽い気持ちで受験することもできるので、十分な勉強時間をとらないまま試験に臨む方も多いと思われます。
宅建の試験範囲は広いので、勉強が間に合わない場合も大いにあるでしょう。
これが合格率の低さに繋がっているのではないでしょうか。
宅建試験とよく比較されるFPや法律系の国家資格である、行政書士試験、司法書士試験、社労士試験。
また、不動産関係の資格としてマンション管理士試験、管理業務主任者とも比べてみました。
資格名 | 合格率(例年) |
FP3級 | 60~70% |
FP2級 | 30~40% |
司法書士(国家資格) | 約3% |
社労士(国家資格) | 約7% |
マンション管理士(国家資格) | 約8% |
行政書士(国家資格) | 11~15% |
宅建士(国家資格) | 15~17% |
管理業務主任者(国家資格) | 20~30% |
国家試験のの中では宅建試験の合格率は、管理業務主任者に次いで高いですね。
国家試験は合格率が10%以下の資格も多く、宅建士は比較的合格しやすいと言えます。
資格名 | 勉強時間 |
FP3級 | 100〜150時間 |
FP2級 | 150〜300時間 |
管理業務主任者(国家資格) | 300時間 |
宅建士(国家資格) | 300〜400時間 |
マンション管理士(国家資格) | 500時間 |
行政書士(国家資格) | 1000時間 |
社労士(国家資格) | 1000時間 |
司法書士(国家資格) | 3000時間 |
一般的に、宅建士試験の合格に必要な勉強時間は300~400時間といわれています。
1日2時間で5ヶ月ほどの計算になります。
試験日は10月の中旬と決まっているので今から勉強しても遅くはありません。
合格率・勉強時間ともに、宅建試験は他の資格と比較して難しい試験ではありません。
しかし、「難しくない」というだけで「決して簡単な試験ではない」のでしっかりと学習し、試験対策を行う必要があります。
不動産関連の仕事に直結するエキスパート資格である宅建。
不動産売買や賃貸の仲介に不可欠な国家資格です。
以上を参考に宅建試験合格に向け、勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
2022年に宅建合格を目指す、受験生の皆様の学習を「受かっちゃえ宅建」が全力でサポートします。
お申し込みはこちらから!