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アフターコロナに古い家をどう売る? 

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アフターコロナに古い家をどう売る? 

築年数が古い物件、どうやったら売れるのでしょうか?

実はアフターコロナと言われる今日、中古物件の売買に希望の光が差しこんでいると言われています。

時代の転換点と言われる今、この波に乗れるかどうかは、新しい時代の物件の売買に対してどれだけの知識があるか、希望的観点を持てるかどうかにかかっています。

売れないままの物件をどう売るか、これからの売買希望のお客様の期待にどのように応えるか?、という観点で、新しい時代の古い物件を売る方法とコツをご紹介させていただきます。


<目次>
古い家を売る・買う時代がやってきた?
古い家を買う人が今何を求めているか
 購入費が安い
 購入した方が資産になる
 落ち着いた住環境を求めている
 オリジナルで個性的なデザインを求める
 ゆとりのある住空間で日常を楽しみたい
 また売ればいいという考え
古い家を売るための方法
 ①そのまま売る
 ②解体して土地として売る
 ③瑕疵担保保険を付保してから売る
 ④一部をリフォームして売る
 ⑤リノベーションして蘇らせて売る
 ⑥空き家バンクに登録して売る
まとめ


古い家を売る・買う時代がやってきた?

昨今、新型コロナの影響により、住環境に求める条件や想いが変化してきたと言われています。

在宅ワークが選択肢の一つととなり、必ずしも都会や交通の便の良いところに住む必要がなくなった人も多くいます。

また、近年の住宅ローンの超低金利の恩恵も追い風となり、住宅購入の需要はコロナ後も堅調に伸びています。

一方で、世界的な木材の高騰やサプライチェーンが滞る事によって、新築住宅の建築費高騰を招き、新築物件の購入を躊躇する人が増えた今、中古の住宅を購入する動きは都市部だけではなく、今後も全国的に広がっていくことが予想されます。

コロナ禍に「ライフスタイル」を見直す人が増えた今、日々の暮らしのゆとりや充実に価値が置かれるようになってきました。

そんな中、古い物件を購入して、新しいライフスタイルを求める動きが広がってきています。



古い家を買う人が何を求めているか

では、古い家を買う人は、何を求めているのでしょうか。

古い家を買う人は、決して古い設備や朽ちた物件を好んでいる訳ではありません。

それぞれがどんな条件や想いを求めて古い物件を購入しようと思うのかを見てみましょう。


購入費が安い

物価が上がり、世界的な木材の高騰やサプライチェーンが滞る昨今、新築物件を買うハードルが高くなっています。

そんな中、中古物件ならリノベーションをしたとしても新築物件よりは安い購入費で求められる、住宅ローンの超低金利化もあり購入がしやすく、賃貸よりも購入した方が資産になるなどの理由で、中古物件購入を検討する人が増えています。  


購入した方が資産になる

賃貸よりも購入した方が資産になるという理由で、中古物件購入を検討する人が増えています。 住宅ローンの低金利化により物件を購入しやすくなった事や、住宅ローン完済後の住居費が抑えられるというメリットや、いずれは一定の資産となる場合もあるなどの将来を見据えて検討に上がるようになっています。


落ち着いた住環境を求めている

在宅ワークが選択肢の一つととなり、必ずしも都会や交通の便の良いところに住む必要がなくなった人も多くいます。郊外に暮らす風潮や希望はコロナ前より増えていると言われています。

・子育てを伸び伸びした環境で楽しみたい

・家庭菜園やガーデニングを楽しみたい

・日々のお散歩などデイリーライフを豊かなものにしたい

・空気の美味しい、眺めの良い場所で暮らしたい

・騒音の少ない静かな環境で過ごしたい

などの想いが、中古物件購入へのきっかけとなっています。



オリジナルで個性的なデザインを求める

間取り・内装などのデザインを理想通りにしたい!という時、今の物価高になった時代に、思い通りにするための予算は莫大なってしまいます。

家造りには、土地の購入と、物件の購入や建築費、家具や設備の購入と予算は嵩張るばかりです。

理想の土地や物件を探し理想の暮らしを求める時、限られた予算の中で

・オリジナルなデザインがいい

・こだわりや理想を追求したい

・妥協なく思い描くライフスタイルに近づけたい

という要望を叶えるために、中古物件をリノベーションして購入する事で、限られた予算内で可能性が出てきます。

             画像提供:「カウリノ」より


ゆとりのある住空間で日常を楽しみたい

コロナ禍より、リビングで寛ぐためのソファーやカーペットの売れ行きが上がっているという話はよく聞かれるでしょう。

在宅ワークが増えたり、外出の機会が減るなどして、自宅で寛ぎゆっくり過ごす事を見直される風潮が広がりました。

そんな中、リビングそのものの環境に落ち着きや豊かさを求める人が増え、それまでは寝るために帰るだけだった我が家、イベントやショッピングに出かけがちだった週末の過ごし方への想いが変化してきています。

これから家を購入する人や、引越しを考えている人が、この「くつろげるリビング」を求めていると言われる今、中古物件の間取りのリノベーションでは、リビングのデザインを中心に検討される事に重きが置かれています。


また売ればいいという考え

家を売ったり買ったりするのはとても大変な事ですが、最近の中古物件を求める人の意識に、実はこの「また売ればいい」という考えを持つ人も少なくはありません。

少し前の時代のように、家を買うなら一生その土地で、とか、終の住処として家を購入する、土地や物件を持っている事のステイタスという意識は、近年では薄れてきているようです。

もちろん、物件の売買やリノベーションは気軽に取り組める訳ではありませんが、新しい時代の意識に添えば、資産の運用にしっかり相談に乗ってくれる不動産会社が求められています。


古い家を売るための方法

①そのままの状態で安く売る

前述した通り、中古物件を求める人が増えている今、古い家をそのそのまま売る場合は、購入後に自分でリフォームやリノベーションを計画するケースが多いでしょうから、値段を安く購入できる事が条件となります。

また再建築不可の物件のため解体ができない場合もあるので、その際は古家つきの土地として売り出す方法しかありません。 

古い家の解体費用を抑えるため土地をメインとする売り方で、土地を探している人や、自分で家をリフォームしたい人の2種類の層がターゲットとなるでしょう。

インスタグラムやYouTubeの影響で、自分でリフォームやリノベーションにチャレンジする人が増えています。


②解体して土地として売る

「古い家を売る」にあたっての今回の内容とは少しズレがありますが、実際のところ、古い家付きの土地を「売る」にあたり、家を解体して土地として売るのは一つの方法となります。


③瑕疵担保保険を付保してから売る

古い家に住宅瑕疵担保責任保険を付ける事で、売れやすくなることがあります。住宅瑕疵担保責任保険とは、購入した物件に瑕疵(欠陥)があった場合に、その費用を補填する保険です。

購入者にとっては、購入したあとに家の瑕疵が見つかっても保険で修繕してもらえるので、購入のハードルが下がります。

また、住宅ローン控除は築20年未満の物件にしか適用されませんが、住宅瑕疵担保責任保険のついている物件なら、築20年以上でも住宅ローン控除の対象になります。

そのため、家をそのままの状態で売る場合には、住宅瑕疵担保責任保険を付けたほうが購入されやすくなります。

▶︎中古住宅購入の強い味方!瑕疵保険 の仕組みと費用を解説   

(不動産・住宅情報サイトLIFULL HOME'S「住まいのお役立ち情報」より  


④一部をリフォームして売る

古い家の一部のリフォームを行い、買い手がつく場合があります。これまでの時代では一般的な方法だったでしょう。

特に古い家のリフォームでは、トイレやキッチン、お風呂などの水回りのリフォームは必須でしょう。購入者が、家を購入した後に自身でリフォームするケースもありますが、あらかじめリフォームされている事により購入の決心がつく事もあるでしょう。

ですが、何箇所もリフォームをして費用が嵩張ることを考えたり、新しい時代に古い物件を求める人々の、理想やこだわりに応えるためには、リフォームにかける予算よりも、現代の風潮を見据えてリノベーションに踏み切る方が、新しい可能性を広げてくれるかもしれません。


          
⑤リノベーションして蘇らせて売る
 
リフォームとリノベーションの違いは、物件の価値を上げてくれる事にあるでしょう。物件の価値が上がれば、販売価格が上がります。

この場合二つの方法があり、既にリノベーションして物件の価値を上げてから売る方法と、購入者の理想やこだわりのデザインや希望の間取りに応えながらリノベーションをする方法です。

▶︎売買リノベーションのビジネスモデルとは?

買取り再販についての記事です。一軒家についてのみでなく、マンションのリノベーションについての解説も含まれていますが、参考になると思いますのでご覧ください。


▶︎カウリノ「人生楽しむ、買うリノベーション、カウリノ。」 


 

戦後より増え続けた住宅ストックにより、新築住宅は希少な存在となったこと、建築費用の高騰によりその価格は高騰しています。しかし新築住宅は住んだ途端に中古住宅になり価格の下落が始まります。中古マンションを例に取ると、価格の推移は築25年頃から徐々に一定の価格に近づいていきます。見方を変えると価格が下がりきった状態とも考えられるかもしれません。私たちは、このような価格が下がった物件でありながら構造などはまだまだ利用可能な物件を探し出し、リノベーションで蘇らせます。



⑥空き家バンクに登録して売る

まずは「空き家バンクとは」という以下の記事をご覧ください。

空き家バンクは営利目的ではないため、運営している自治体は契約や仲介に関与していません。よって、不動産会社が古い家を売る方法ではありません。

契約者が自分で直接利用者と交渉する必要があります。トラブルに繋がる恐れもあるため、協定を結んだ地域の宅建業者に仲介に入ってもらうという自治体もあります。

空き家バンクに登録するためには、各自治体にお問い合わせいただく必要があります。



まとめ

アフターコロナによる時代の転換点に、古い家をどう売るかという事を、

・古い家が売れている

・古い家を買う人は何を求めているか

・古い家をどう売るのか

という観点から解説させていただきました。

新しい時代に、新しい観点や意識で、古い家を売るための参考にしてください。


不動産売買の専門店「売買の窓口」

不動産売買の専門店「売買の窓口」  実家相続の窓口



▶︎カウリノ「人生楽しむ、買うリノベーション、カウリノ。」 


買取リノベ再販のたつじん「カウリノ」 

戦後より増え続けた住宅ストックにより、新築住宅は希少な存在となったこと、建築費用の高騰によりその価格は高騰しています。しかし新築住宅は住んだ途端に中古住宅になり価格の下落が始まります。中古マンションを例に取ると、価格の推移は築25年頃から徐々に一定の価格に近づいていきます。見方を変えると価格が下がりきった状態とも考えられるかもしれません。私たちは、このような価格が下がった物件でありながら構造などはまだまだ利用可能な物件を探し出し、リノベーションで蘇らせます。





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