
賃貸管理でよくあるクレーム・トラブル6選
2020.06.25
不動産営業の現場では、物件案内や現地調査など、店舗外での対応が多く発生します。
そのため、業務内容に応じた持ち物の準備が欠かせません。
本記事では、新人営業マンが迷わず現場に出られるよう、実際に役立つ必須アイテムを厳選してご紹介します。
「何を持っていけばいいのか分からない」と不安な新入社員はもちろん、「最低限必要なものをどう伝えるか」に悩む教育担当の方にも役立つ内容です。
営業準備の基本として、研修や社内マニュアルの一部としてもぜひご活用ください。
営業は「人と人との信頼関係」が何より重要。 その第一歩となるのが、身だしなみと所持品です。
身なりが整い、必要なアイテムをスマートに取り出せる営業担当には、自然と安心感と信頼が生まれます。
現場での“ちょっとした気配り”や“準備力”が、お客様との関係構築や商談成功率に大きく影響することも少なくありません。
持ち物の準備は、ただの荷造りではなく、営業力の基盤づくり。
新人のうちからその意識を持つことが、早期戦力化への鍵になります。
営業現場での「信頼感」や「スムーズな対応」は、準備された持ち物から始まります。
ここでは、不動産営業において特に使用頻度が高く、持っておくことで安心できる基本アイテムを詳しく解説します。
営業活動の最初に必ず行うのが名刺交換です。
名刺は「会社の顔」でもあり、受け取る相手の第一印象に直結します。
名刺入れは革製などのしっかりとした素材を選び、名刺が折れたり汚れたりしないように心がけましょう。
地図アプリでのルート確認、物件情報の閲覧、写真の撮影、顧客とのやりとりなど、スマホやタブレットは営業活動の中核です。
社内ツールと連携した使い方ができると、業務効率も大幅に向上します。
出先での充電切れを避けるため、モバイルバッテリーもセットで携帯しましょう。
デジタル化が進む一方で、紙の資料を求めるお客様も多くいます。
物件概要や間取り図、周辺環境などをまとめた資料をファイルで整理しておくことで、どの場面でもスムーズに説明できます。
内見時、「この冷蔵庫、置けますか?」など具体的なサイズ確認を求められることがよくあります。
そんな時、即座に対応できるメジャーは心強いアイテムです。
3m以上・ストッパー付きのものがおすすめ。
軽量で携帯しやすいデザインを選びましょう。
お客様と一緒に内見する際、室内を清潔に保つために履き替えるスリッパはマナーの一つ。
スリッパを用意している営業担当には「丁寧な対応をしてくれる」という印象を持たれます。
意外と見落とされがちですが、雨の日や暑い日の内見後に靴を脱ぐ場面で、靴下の汚れやにおいが気になることがあります。
替え靴下があることで、自分もお客様も気持ちよく過ごせます。
営業バッグに1組入れておくのをルーティンにしましょう。
契約手続き・内見時の気づき・お客様の要望など、即時に記録できるメモ帳は必携です。
スマホでのメモよりも、紙のメモの方が「聞いてくれている」という安心感を与えることも。
社名ロゴ入りのものを支給すると、ブランディングにもつながります。
申込書や確認書類にサインをもらう際に必要になります。
営業先で「印鑑がなくて対応できない」とならないよう、常備しておきましょう。
夏場や雨の日の内見では、手や顔を拭いたり、お客様用にお渡しすることもあります。
営業マンの清潔感は、信頼にも直結します。
日々の営業で増える名刺は、きちんと整理しておくことが重要です。
検索しやすく、情報がすぐ取り出せる体制を整えることで、営業のスピード感もアップします。
会社で推奨するアプリを統一しておくと、チーム内での引き継ぎもスムーズです。
基本アイテムをそろえたうえで、さらに「現場での対応力」や「気配りの質」を高めるためにおすすめしたい、プラスアルファのアイテムをご紹介します。
小さな備えが、大きな信頼を生む――
そんな“できる営業”の一歩をサポートするアイテムたちです。
営業中はスマートフォンやタブレットを頻繁に使用するため、電池切れは大敵です。
ナビ、物件検索、カメラ、顧客連絡など、外出中に電源が切れてしまうと、対応が滞ってしまう恐れも。
・10,000mAh以上の大容量タイプが安心
・急速充電対応モデルだと、隙間時間の充電も効率的
・2台同時充電できるものは、タブレット併用時に便利
夏場の汗、急な雨、移動時の汚れなど、外回りでは身だしなみの乱れが起きやすいもの。
着替えを用意しておけば、午後からの大切な案内や契約にも、清潔感のある状態で臨めます。
・シャツは畳んで携帯しやすい「形状記憶・ノンアイロン素材」がベスト
・ネクタイは無地・ストライプなど無難なデザインでOK
・替え用は社内ロッカーや車内に常備しておくと◎
営業マンの印象は、身だしなみと清潔感で大きく変わります。
汗のにおいや靴の汚れは、お客様の無意識にネガティブな印象を与えることもあるため、日々のメンテナンスが重要です。
・消臭スプレーは無香タイプで、強すぎないものを選ぶ
・靴磨きはミニサイズのウェットシート型が便利
・女性社員の場合は、メイク直しアイテムやストッキング予備も推奨
細かな気配りが「仕事ができる人」としての印象を高めます。
靴べらや雨具は、自分のためだけでなく、お客様への貸出用としても効果的です。
・靴べらはコンパクトで、キーホルダー型だと携帯しやすい
・折りたたみ傘はビジネス仕様の落ち着いた色味で
物件案内・地図表示・顧客情報の管理・契約状況の進捗などがスマホで完結できるアプリを活用すると、情報の即時提供とスピード対応が可能になります。
・地図と物件情報を連携できるアプリ(例:地図連動のレインズビューワーなど)
・「紙の資料がなくてもその場で説明できる」ことが信頼獲得に直結
これらの+αアイテムは、持っていないからといって大きなトラブルにはならないかもしれません。
しかし、持っている営業担当には安心感、丁寧さ、対応力の高さといった印象がつきます。
営業に必要な持ち物は、個人に任せるのではなく組織で標準化するのが理想です。
・スターターキットの会社支給(名刺入れ、メジャー、資料ファイルなど)
・持ち物チェックリストの配布・共有
・営業ツール研修の実施(道具の使い方や活用例)
・社内SlackやGoogle Driveでの事例共有
準備段階から「現場対応力」を高める体制をつくることで、新入社員の自信や成長スピードも大きく変わってきます。
営業活動における「持ち物」は、単なる道具ではありません。
お客様との信頼関係を築く“武器”であり、“安心材料”です。
新入社員の不安を取り除き、最初の一歩を後押しするために、会社として何を整えるべきか・・
今回ご紹介したリストを活用して、営業準備の抜け・漏れを防ぎましょう。
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